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チベット旅行で気を付けたいトラブル

★トイレ
ホテルでは西洋式のトイレを備えており、こちらは紙も使えます。一方で町中のレストランや観光地では日本の和式トイレと同じくしゃがんでするタイプ。こちらは紙を流せるような構造になって おらず、流すとつまってしまうので、使用した紙は備え付けのゴミ箱に捨てます。場所によっては水が流れなかったり、隣との壁が無く丸見えだったり、(壁があっても低くて立ち上がると見えてしまう)、男女いっしょだったり、ただ穴があいているだけだったりと、トイレ事情はよくありません。しかもこういうトイレが決して少なくないのです。また観光客が利用できるトイレ自体がない町もあります。人目を気にせず、草の茂みや橋の下ですることも必要です。トイレットペーパーは多めに用意して下さい。いずれにしても、外出前に必ずホテルのトイレで用を済ませておきましょう。

★写真
注意が必要なのが寺院内での撮影。撮影自体は許可されているのですが、莫大な料金を請求される場合があります。特にラサにあるポタラ宮は、部屋によっては写真撮影で200元、ビデオ撮影で1800元も請求されます。しかもその料金表はドアの裏側にはってあったり、隠してあったりと観光客に見えないようにしてあります。撮影者を見つけると請求するという、ちょっとひどいやり方です。撮影の前には必ず部屋にいる僧侶に料金を確認しましょう。寺院の撮影料は部屋ごとに支払う仕組みになっており何枚撮影しても可。部屋により料金は様々ですが大体が一部屋20元~40元。ポタラ宮だけが異常に高いようです。必ず僧侶が見張っているので、無断撮影はやめましょう。

町の人々や僧侶の写真を撮る場合は必ず相手の許可をとりましょう。子供の写真を撮る場合は1人に付1元~3元程度のチップを要求してきます。山岳部や田舎の子供達は観光客に写真を撮られる事で収入を得ているような部分もあり、かなり強引です。無理に写真を撮ってもらうために前に立ちはだかったり、腕をつかんで放さなかったりします。あまりしつこい時は、走って車の中に逃げましょう。またヤクや羊の写真を撮っていると必ず飼い主がとんできて、チップを 請求されます。いずれにしても、小額の紙幣を多めに用意した方がよいでしょう。チップの代わりにボールペンやお菓子も喜ばれますが、お菓子をあげる場合は一緒にいる大人に一言確認をとった方がよいでしょう。
又、検問所等の政府機関は基本的に写真撮影は禁止です。無理に撮影するとフィルムを没収される事もあります。

★トラブル…高山病
ラサでも標高3600m以上。特別な訓練をしていない場合、程度の差はありますが大部分の人が高山病の症状が出ると考えた方が良いでしょう。頭痛が一番多く、むくみ、吐き気、下痢、発熱等症状は様々です。重要なのは、いかに体を高地に順応させて高山病の症状を無くすかという点です。 以下の点を心がけましょう。
① ラサに到着した日はあまり動き回らず、十分な休養をとる。
② 腹式呼吸を心がけ、ゆっくり大きく呼吸する。
③ 水分を多めに摂取する。1日4リットルを目安に頻尿になるくらいが丁度良い。
④ 体調が悪くても、なるべく食事はとり、少しでも体を動かすようにする。
⑤ 体が順応するまでお酒やタバコの服用は避ける。
それでも体が順応できない場合は
⑥ 頭痛薬を飲む。夜になると症状がひどくなる場合が多いので、就寝前に飲むとよい。
⑦ 酸素を吸入する。ホテルの売店や町中の商店で小型の酸素缶が売っています。(780ML入り1本25元~40元)
商店やホテルがないような小さい町に行く時は現地係員がこの酸素缶を車に積んでいるので心配ありません。 又ほとんどのホテルで部屋に酸素吸入器を入れる事ができます。これはカード式で1枚50元のカードを購入し器具に挿入すると約4時間酸素が出るというもの。酸素吸入は病院や診療所でも受けることができます。ただし一度酸素吸入をしてしまうと、それより標高の高い場所へ行くのが困難になる為、なるべく 自然の呼吸で体を慣らす方が望ましいです。
それでも体調がもどらない場合は、高度が低い場所へ移動するしかありません。高山病は甘く見てはいけませんが、逆に心配しすぎる事もありません。注意して行動してさえいれば大抵の人が徐々に順応できています。しかしながら、事前に高血圧と診断されたり心肺機能の治療を受けている場合はチベット行きの前に必ず医師に相談して下さい。
≪チベット主要都市の医療施設一覧≫
都市名 施設名 電話番号
ラサ ラサ市人民医院 0891-6323811
ギャンツェ ギャンツェ人民医院 0892-8172032
シガツェ シガツェ人民医院    0892-8831456
シェーカル なし
ティンリー 軍事施設の中に病院があり、一般の人も治療を受けられる。
ダム ダム人民医院 0892-8742311

★トラブル…犬への注意と狂犬病
ガイドブックで書かれているほど、犬の数が多い訳でもなければ、凶暴な犬ばかりという訳でもありません。町中で野良犬を見かけるということはほどんどありませんが、寺院にはやはり多くの犬が群れをなしています。比較的おとなしく、観光客にとても良くなついているという印象を受けますが、突然吠え出したり、ケンカを始めたりするのでやはり注意は必要です。注意しなければいけないのは牧羊犬。ヤクや羊の群れの周辺には必ず牧羊犬が見張っています。写真を撮ろうと群れに近づきすぎたりすると急に襲い掛かってくる場合もあります。山岳地方や田舎町の民家に近づく時にも注意が必要です。
きちんと周囲を確認しましょう。チベットの犬は狂犬病の予防接種を受けていないので、万が一噛まれてしまった場合はすぐに病院でワクチンの注射をうつことです。普通に行動していれば問題はありませんので、犬を刺激しないようにしましょう。

★治安
ラサを始め、どの都市に行っても特に治安は悪くありません。貴重品の管理や、暗くなってから人気のない場所に行かない等、基本的な事を注意すれば問題ありません。政治的なトラブル(独立運動や反体制運動がらみ)に巻き込まれないようにするには、何かあっても写真を撮影したり関わったりしない事が大切です。又、政治的な話題も極力避けた方が良いでしょう。ガイドもあまり政治的な話はしたがりません。